早く歌詞を読みながら聴きたい
――「妄愛花吹雪」は、和な感じですね。
胡桃沢まひる アルバムの制作に入る前にレコーディングしていて。
桜野羽咲 いいタイミングで出したいと思っていて、ついにその時がきたという感じです。
水城夢子 間奏が長いですし、振り付けが付くので、ライブではまた違った雰囲気になると思います。
胡桃沢まひる ライブバージョンと音源バージョンで違うところを、伊織先生は作るらしいですよ。
雨宮伊織 私は<手にするんだ>というところを歌っていて、ここの音程がなかなか難しいんです。ライブでは<手にするんだ>(演劇風)って感じで歌おうと思います。
桜野羽咲 間が女優(笑)!
星野にぁ そこ、2番では私が歌ってるんですけど、伊織が変えたら私も変えなきゃいけなくなるじゃん!
雨宮伊織 いや、2番は2番で。1番の<手にするんだ>は、毎回変わると思うので、そこが聴きどころのひとつです。
――「五線譜」は、作詞を全員で、作曲を伊織さんが担当。本人のキャラクターとは別に、中身のしおらしさが見えてくる感じで、ぐっと響きました。
星野にぁ しおらしさ(笑)。
胡桃沢まひる 作った人が、曲調やメロディには表れますね。伊織が作曲しているところを見たわけじゃないけど、「伊織が作ったんだ」っていうのは、曲を聴くと伝わってきます。実際に伊織の作った「back stage」と「五線譜」は、ファンの人からも「伊織ちゃんらしい曲だね」って言っていただいて。
雨宮伊織 自分が作った曲って、なかなか客観的には聴けないから、そう言ってもらえるのは、ありがたいことです。
桜野羽咲 まだ富山で1回しかやっていないから、ファンの方から「早く歌詞を読みながら聴きたい」という声があがっていて。私たちの伝えたかった思いは、その1回だけでも少しは伝わったんだなと思って、すごく嬉しかったです。
(*編注=雨宮と水城は富山出身)
――では最後に、旅がテーマのアルバムということで、個人で旅に行くとしたら?
雨宮伊織 グアム!
星野にぁ おお、私もグアム。じゃあ一緒に行くか(笑)?
雨宮伊織 行こうか。何かとりあえず、海とか自然がきれいだし、日本人がいっぱいいそうじゃないですか。
――日本人がいないほうがいいんじゃないくて?
雨宮伊織 困った時に助けてもらえそうじゃないですか(笑)。
星野にぁ 私は単純に、海とか景色を楽しみたいです。
水城夢子 私はバリ島がいい。やっぱり温かい国の人間は、穏やかで心が広いし。それに私は、逆に日本語が聞こえない開放感がハンパないと思うんですよね〜。
雨宮伊織 どうせ寂しくなって、3日で電話してくるくせに。
水城夢子 ダメ?
雨宮伊織 いいよ。
星野にぁ 夢子は、海外でも日本語を押し通すんですよ。
水城夢子 言葉じゃない。心で通じるんだよ!
桜野羽咲 私はハウステンボスかな。
星野にぁ いきなり国内か!
桜野羽咲 海外もいいけど、国内でも行ったことのないところがまだたくさんあるし。ハウステンボスは前から行ってみたかったし。
胡桃沢まひる 私はニュージーランドかな?
――何でニュージーランド?
胡桃沢まひる 中学校の時に海外交流で行ったことがあって、当時行った場所にまた行ってみたいです。
雨宮伊織 一人『another sky-アナザースカイ-』だ!
胡桃沢まひる まあでも、いずれは、今出たような海外にもライブしに行きたいですね。今回「only my railgun」が収録されていることからも、また海外ツアーをやる気満々ですから!
星野にぁ そのためにも、アニソンカバーを増やしたいね。
雨宮伊織 次は「魂のルフラン」をやりたい!
桜野羽咲 それ、いい!
(おわり)