アニソン神曲を公式カバー
――「Hey Yo!」という曲は、ヘヴィメタルとトランスが融合したアッパーチューンですね。
水城夢子 激しい曲です!
星野にぁ 夢子の声はマイナスイオン・ボイスだから「桜色ダイアリー」とかフワッとした曲が似合うと思っていたけど、こういう格好いい曲にも合うなって発見がありました。
水城夢子 うれしい!!
星野にぁ リズムさえ完璧だったら、こういう激しいのもハマるんだな、と。
水城夢子 褒めてから落とされた(笑)。自分がすごく気持ちよく歌える時は、たいていリズムが合ってなくて(笑)。だからレコーディングでは、あまり酔いしれないように気をつけました。
――ライブではどうなるか。
水城夢子 どうなるかわからないのが、ライブの良さですよ。「音源と違う!」みたいな。「ここでヒネってきたか!」とか、思ってもらえるかもしれないし(笑)。
星野にぁ 夢子は、本番ではきっとやってくれる子です!
――また「熱情 ‘18」は、フォーメーションダンスで有名な王道アイドルグループソングという感じ。
星野にぁ そうそう。プラチナ期の感じ(笑)。でも早口で難しかったです。
桜野羽咲 これは「大人っぽい曲を書いてください」と、利根川貴之さんに作詞作曲をお願いしたら、「大人ならこれくらいできるでしょ?」という感じで、譜割りがめちゃめちゃ難しい曲があがってきてしまって(笑)。
――昔から妄キャリの楽曲を作っている方だからこそですね。
桜野羽咲 はい。新たな試練を与えられたみたいな。歌詞は、うちらが想像していた以上に大人っぽい内容だったので、最初はヒヤっとしました。
胡桃沢まひる 私がニヤニヤしながら歌っているポイントは、<バックアップばかり気にして生きるの>というところです。<バックアップばかり>が<バカばかり>と聴こえるように歌っているので、注目してほしいです。
星野にぁ 実はタイトルの「熱情 ‘18(イチハチ)」の数字の部分は、伊織が付けたんだよね?
雨宮伊織 最初は「熱情2018」だったんですけど、「熱情 ’18」のほうがよくないですか? って、利根川さんに言ったら変えてくださって。
――よりアイドル感が。
星野にぁ 私はそこにトキメキを感じて「ワンエイトですか?」って聞いたら「イチハチ」だった。
――で、9曲目の「まじでもういや」は、ボカロPでも知られるDECO*27さんの作詞作曲。
桜野羽咲 みんなDECO*27さんのファンだったので、書いていただけて嬉しいです!
胡桃沢まひる それに、すごく歌詞が可愛いんですよ!
桜野羽咲 歌詞が届いた時はタイトルがまだ付いてなくて、楽しみにしていたんです。
雨宮伊織 <あなたがすすす>という歌詞があって印象的だったから、てっきり「あなたがすすす」というタイトルになるかと思ってたよね。
桜野羽咲 そうそう。「まじでもういや」がくるとは思わなかったから、「そうキタかあ〜!」って驚きました。
胡桃沢まひる 私たちがDECO*27さんのファンだと知ってる私たちのファンがこれを聴いたら、もっと一緒に喜んでくれるだろうなと思います。ファンの方は、「まじでもういや」というタイトルだけで、早くからどんな曲なのか想像してくれていて。
桜野羽咲 鬱ソングだと思われてるかも(笑)。
胡桃沢まひる 実際にファンの人から「ヤバくない? あのタイトル」「大丈夫? 病んでるの?」って言われました。
――そして「only my railgun」も、みなさんの大好きなアニソンで、fripSideさんが歌った『とある科学の超電磁砲』のテーマソングのカバー曲ですね。
胡桃沢まひる プライベートのカラオケで歌っていたほど好きな曲で、それを自分たちが公式に歌えるというのがすごく嬉しいです。
星野にぁ 私も好きで、カラオケで何度もチャレンジしたけど、難しくてなかなか歌えなくて。だから自分の中では挑戦の曲だったし、カバーさせていただくことになってすごく練習しました。
――アニソン神曲ですよね。
桜野羽咲 海外でもよく知られている曲なので、早くまた海外でライブをやって、みんなと一緒に歌いたいです。
胡桃沢まひる アニメに詳しくない夢子が、アニソンを歌っていると思うと、少しくすぐったいですけど。
水城夢子 私はアニソンを歌っているという意識はなくて。そもそもそのアニメを観ていないんですけど、客観的にすごくシリアスな曲だなって思いました。歌詞も、深刻に考えすぎだし、もっと楽に考えたほうがいいのになって思いながら歌っています。
胡桃沢まひる (爆)。
雨宮伊織 私もアニメは観ていないですけど、この曲は音ゲーの世界でも有名で、私はこの曲だけで1500回以上プレイしていますよ。海外のオンラインゲームで、ほとんどのユーザーが海外の人なのに日本のアニソンが多くて。プレイ回数ランキングでも、常にトップ3に入っています。