バンプが初音ミクと夢共演、CG合成使わずにPV撮影
BUMP OF CHICKENと初音ミクによるプロモーションビデオ。世界初の“リアルタイムでの共演”を果たしている
ロックバンドのBUMP OF CHICKENが、ボーカロイドの初音ミクとコラボレーションしたことが分かった。ニューアルバム『RAY』のリード曲『ray』で実現したもので、彼ら初の試みである初音ミクとのスペシャルデュエット曲と、そのプロモーションビデオ(PV)を制作した。このPVはユーチューブ公式チャネルで公開される。
コラボレーションPVの制作は、数々の初音ミクアートやファッションとの斬新なコラボレーションを実現してきた新鋭クリエイティブカンパニー、A4A(エー・フォー・エー)の東市氏が担当し、全面プロデュース。世界初の“初音ミクとのリアルタイム共演”を実現した。
初音ミクとのコラボレーション曲である『ray』はBUMP OF CHICKENとしては初のコラボレーション楽曲で、制作においては、メロディ、歌詞、特にアレンジにおいて、多岐に渡って新たなアプローチが取り入れられている。
また、本楽曲は2013年のツアー『WILLPOLIS』最終公演の日本武道館にて初披露され、新曲をライブで初披露するのはバンドとして初の試みだったBUMP OF CHICEKNにとって大きな話題を呼んだ楽曲だ。
BUMP OF CHICKEN×初音ミクのコラボレーションPV
『ray』のPVではCG合成ではなく、BUMP OF CHICKENと初音ミクが同じ空間に立ち、撮影に挑むという、世界初の“リアルタイムでの共演”を果たしている。この撮影のために、クリプトン・フューチャー・メディア社は「14(イチヨン)モデル」という新たな3DCGモデルの初音ミクを制作した。
PV制作は、国内外で大きな話題となった初音ミクのオペラ『THE END』の映像プロデュースや、初音ミク×LOUIS VUITTONのファッションコラボレーションの総合プロデュースなどを手掛け、初音ミクとアートやファッションとの斬新なコラボレーションを実現してきた新鋭クリエイティブカンパニー、A4A(エー・フォー・エー)の東市氏が担当しており、BUMP OF CHICKEN×初音ミクという異色の組み合わせを全面プロデュースしている。
オリジナルアルバム『RAY』CDジャケットブックレット
『RAY』のCDジャケットのブックレット内にて、山崎貴監督が実際に書いたイラストレーションが、AR三兄弟によって、AR(拡張現実)として、スマートフォン・タブレットを通して動き出す、夢のコラボレーションが実現した。
これは、3者による入念な打合せの末に実現した夢のコラボレーションであり、ブックレット内イラストのストーリーを、BUMPメンバー&山崎監督が考え、その物語を元に、BUMPメンバーの絵柄のリクエストを反映しながら、山崎監督がコミック漫画風イラストを書き下ろした。