<Sound Room>ファンキー加藤「忘れ去られる事が不安」
1月27日に放送されたTBS系音楽番組『Sound Room』(司会=中居正広、リリー・フランキー、月曜よる23時58分)では、ソロ活動を開始したファンキー加藤が登場。FUNKY MONKEY BABYSの解散からソロデビューに至るまでの心の葛藤を明かした。
中居が、加藤のイメージを「熱い男」と表現すると、加藤は「自分で言うのも可笑しな話ですけど。熱量で勝負するしかないなという自覚があるんです。ほかの手持ちの武器がないから命を削っていかないとカリスマミュージシャンには勝てないなという意識がある」と語った。
リリーは、ファンモというメガバンドからソロになり自分で心を初期化する加藤の姿を“繊細”と“純粋”の言葉で表すと、中居は、ソロになると衣装や歌が変わる傾向が強いにも関わらず加藤の場合は全くファンモのまま、ファンキー加藤のまま、と問うた。
これに加藤は「最初は変えようと思った。曲調もスタイルも。意図的に変えていかないといけないという強迫観念にかられ色々試してみたけど、どれも嘘くさい。たぶん、ファンモは飾っていなかった。あの音楽、あのスタイルが僕たち自身であったし、僕たちがやりたいことを具現化していたもの。考えれば考えるほど地続きだなって」と語った。
これにリリは「今のこのままの姿が一番、ファンの人や皆は嬉しいじゃないかな」と語ると、加藤は「自信になります」と返答。更にリリは「解散からソロ活動へのスパンが短いのも加藤さんらしくて良いと思いますよ」と感想を述べた。
ただ、加藤はソロ活動を始めて「ソロ開始が早くないか?」「ファンモを応援してきた人たちはソロをすること、イコール、ファンが過去に追いやられてしまうと認識。愛情の裏返しだと思うんですけど批判を受けました」と釘を刺されたことも明かした。リリは「喪に服すようなことじゃないからね」とフォローを入れた。
ソロへの道に至るまでは不安があったことも語った加藤は「忘れ去られていく事が不安だった。(解散コンサート)東京ドームが終わったあと頭の中が真っ白になって。その後は休暇もあったが心情的に10日が限界で、喪失感や不安感に心のなかで大きく占めるようになり、早く次のステージを探さないと自分が自分でいられなくなると、休暇を切り上げてスタジオに入りました」。これにリリは「休めないことも分かった。立ち止まると死ぬと言う事も分かったんでしょうね」と述べた。
番組では、ソロ楽曲『My VOICE』への想いなども語られた。
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