JK忍者は素に近かった、こぶしファクトリー らしさ活かした映画
INTERVIEW

JK忍者は素に近かった、こぶしファクトリー らしさ活かした映画


記者:桂 伸也

撮影:

掲載:17年07月12日

読了時間:約15分

次にやるとしたら

野村みな美(撮影=大西 基)

――でき上がりとしては、かなり満足された感じでしたか?

広瀬彩海 そうですね。試写会で完成品を見る前には、みんな「緊張する!」って。一人ひとり「大丈夫なのかな」みたいな不安しかなかったのですが、いざ観てみたらすごく面白い! それは本当に周りのスタッフさんや、共演者さんのお芝居等、完全に周りの方に助けられたおかげです。でも、その中で私たちはそれぞれにベストを尽くせたと思いました。

――和田さん、野村さんから同じ現場で見られた印象はいかがでしょうか? お二人も東京チームとしてはそれぞれ個性を発揮し、いい位置でリーダーの広瀬さんや浜浦さんをうまく支えられていたように思いますが。なにか「次はこの役をやってみたい」という希望などはありますか?

和田桜子 どうでしょう…。いつかやってみたいと思うのは、「霧隠ノエル(浜浦)」ちゃんみたいな役(笑)。結構この広瀬彩海ちゃん、野村みな美ちゃんの真面目な二人のキャラと比べたら、私はどちらかというと明るい方の役柄だと思う。でも、今回私がやった百地イブちゃんは、ノエルちゃんほど振り切ってないキャラクターだったし、もしまた新しいチャンスがあれば、ノエルちゃんくらい明るくて抜けているような役を、やってみたいですね。

野村みな美 私は誰という感じではないですが、この映画が決まりお話の内容をちょっと聞かせて頂いたときに“正義と悪”みたいな分け方があって、その中で私はどっちに入るのかと思っていたら、脚本を読んだときに「正義チームに入るのか…」と思いました。実はそのときに「悪もやってみたい」と思った自分もいまして。

 『Week End Survivor』でやらせていただいた役も、正義か悪かよくわからない、間にいるような役でした。今回の『JKニンジャガールズ』も、正義チームだけど実は正義か悪かというところには、それほど干渉していない感じの役だったので、どちらかにすごく寄った役をやってみたいと思います。優しかったらとことん優しい役、悪かったらとことん悪い役とか。そういうのをやってみたいですね。

小川麗奈(撮影=大西 基)

――本当の野村さんというのは、どんな感じなのでしょうか?

野村みな美 う~ん、どうでしょう…。今回やらせて頂いた服部ココアちゃんという役は、ずっと冷静で落ち着いている感じで、確かに私も普段は落ち着いているといえば、落ち着いているけど、ココアちゃんみたいにすごくしっかりしているわけではなく、ただすごくマイペース。役柄としては真面目な部分があるけど、それは前から自分で「真面目です」とか言っていることもありますし(笑)。その意味では似ているかなとは思うのですが、実は似ていないところもあるかなとは思いました。

――役を演じるにあたって、アドリブなどでパッと出たセリフなどはありましたか?

浜浦彩乃 セリフではないのですが、井上玲音ちゃんとかが休憩中にやっていた変顔なんかは採用されたりしていましたね(笑)。

――変顔ですか?

井上玲音 そうです。選ばれた変顔は、結構私の中でも気に入っています(笑)。

野村みな美 私は和田桜子ちゃんと結構一緒にいることが多かったのですが、二人でセリフがないシーンでも一緒に、後ろの方で映っている私たちを、ちょっとでも目立つようにできるかなという思いもあって「ちょっとやろうよ」とチャレンジしていました。でも、そのシーンは見事に人に隠れちゃって…(笑)。次の機会があれば、そのアドリブが使ってもらえるようにもっとネタを考えたいなと。

――次にまた映画出演のチャンスがあるとしたら、どんな感じの映画に出てみたいですか?

野村みな美 王道な感じですが、アイドルといえばホラー映画じゃないですか? だからホラー映画などをやってみたいですね。ちょっと怖い系、暗い系というか、追い詰められる系。

小川麗奈 私はコントをやりたいです! それか一人ずつ学園ドラマみたいな感じで、男役、女役、オカマ役とか(笑)、それぞれバラバラの役で、恋愛系みたいなものはやってみたい!

――どれも楽しそうですね。そういう意味では、次はさらにパワーアップしそう。

広瀬彩海 そうですね。本当にお芝居をする楽しい気持ちをすごく知れた映画だと思うし、みんなで「またお芝居をやりたいね」という話は今でもよくしています。

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