初恋は小学校6年生
――カップリングの「恋のレシピ」は可愛らしい楽曲ですね。ここを聴いてほしいポイントなどありますか?
この曲をライブで歌った時はみんなが一緒に手を振ってくれるので、楽しい気持ちになれる一体感が出る所ですね。
――この楽曲は初恋の甘酸っぱさがありますが、水谷さんの初恋はいつでしたか?
小学校6年生くらいですね。小学校の時に“交換ノート”を友達とやっていて、初めて友達に「○○君が好き」って恋バナ的な話をしたのを覚えています。
――交換日記のような感じですか?
ノートをみんなでまわして書きました。小学生の頃ってまだ理性がないというか、本当に思った事を全部書いてしまっていて(笑)。
――かなり赤裸々なノートなのですね?
はい。今見返すと凄く面白いです。ほとんどはもうタイムカプセルに入っているのですが、その中に入れた後のノートは一冊だけあります。みんな本当に純粋です。
――歌詞の世界の主人公になる感覚などもありますか?
歌によっても違うのですが、その歌詞が自分の知っている物語などに合っている時などは、その物語の役のイメージで歌っていたりする時があります。
――映画やドラマを観ている時「私ならこうする」と思うことはありますか?
「私ならこうする」というよりは、自分もストーリーに入り込んで、一緒に進んで行くことはあります。自分も一緒に演じてしまいます。
――女優と歌手との違いについて、女優は「与えられた役を演じきる」とのことですが、やはり演じるということとステージで歌うということは違うものですか?
違うと感じる時もありますが、共通してるところもあって面白いです。
――ライブは女優業にも通ずるものがある?
レコーディングの時の方が女優業に近いかなと思います。自分で世界を作って表現しなければならないので。
全部却下でした(笑)
――目標にするシンガー像は?
最近はドラマを観ていても主題歌が気になるようになってきました。やっぱりドラマや映画に沿う曲というのは大事だなと思います。そういう曲を聴いていると、まずは良い歌が歌えるようになりたいなと思っています。
――作詞をしてみたいという気持ちはありますか?
作詞をした方が歌詞を理解するようになると聞いて、何度か挑戦したことはあります。実は「青い涙」も2番の歌詞を自分で考えたことがあったのですが、まだまだということで全部却下でした(笑)。難しいなと思ったのが、自分で書いている時は自分の中の今までの思い出や過去があるから歌詞の意味が理解できるのですが、私は遠回しな言葉を使うのが苦手で割と直球な言葉の方が好きなので、その言葉に思い入れがない人が見ると、当たりさわりのない歌詞に見えてしまうみたいでして。
――是非またチャレンジして頂きたいです。
自分で考えた歌詞を歌うのは楽しかったので、またいつか…。
――楽器は何か演奏されますか?
まだやったことがないです。前、少しだけギターを教えてもらったことがあったのですが、それは凄く楽しかったです。
――いずれはギターの弾き語りをする水谷さんの姿も見られるかもしれませんね。
いつかやってみたいなと思っています!
――それでは最後に読者にメッセージをお願いします。
「青い涙」は、子供の時の夢を大事にして大人になっていきたいという想いが詰まった歌です。私も20歳になる直前の今、それが凄く共感できます。これから夢を追いかけている人にも、違うことで頑張っている人にも、この曲を聴いて自分の今までを振り返ってもらえる歌になればいいなと思っていますので、たくさん聴いていただいて是非ライブにも聴きに来て下さい。
(取材=村上順一/撮影=片山拓)