良い歌が歌えるようになりたい、水谷果穂 歌手活動に向き合う今
INTERVIEW

良い歌が歌えるようになりたい、水谷果穂 歌手活動に向き合う今


記者:村上順一

撮影:

掲載:17年07月12日

読了時間:約12分

絵本の読み聞かせも好き

水谷果穂

――趣味は読書だそうですね。漫画も読まれますか?

 最近漫画も読むようになりました。安野モヨコさんが、漫画を読むきっかけになった方です。何作品も読みました。もともと『シュガシュガルーン』のアニメが好きで、作品の原作漫画を読むようになりました。その流れで他の作品も読んでみたいなと。

――漫画や小説から刺激を受けて、女優業に繋がることはありますか?

 小さい頃から本を読む時に声に出して読んだりするのが好きだったので、そういう所もあると思います。絵本の読み聞かせも好きです。幼稚園ごっこで妹たちを座らせて(笑)。

――先生の立場ですね。

 そうです。先生なので、シールや花マルペンなどたくさん持っていました。

――妹さんたちはちゃんと聞いてくれるのですね。

 けっこう協力してくれる感じです。学習発表会などもありました。妹たちや幼なじみと一緒に“学校ごっこ”の延長で、私が先生役で指揮者をやって、みんなは太鼓を叩いたり(笑)。

――その頃から何かを演じるという女優の片鱗をうかがわせていたのですね。

 その時はただ好きで遊んでいたのですが、今振り返ってみると、そういったことが昔から好きだったのだなと思います。

――実際に女優になって、女優に対してのイメージは変わりましたか?

 もともと映画やドラマなどを観ていても、「その世界の事」としか思っていなかったので、どういう風にやっているかなど考えたこともなかったです。でも、当時観ていたドラマを今観ると印象が違います。

――物心がついた頃に観てインパクトがあったドラマはありますか?

 小学2年生の頃からドラマを観ていたのですが、『花ざかりの君たちへ~イケメンパラダイス~』が流行っていました。そのあたりから人気のドラマはよく観ていました。

――その頃から女優に興味が出ていた?

 いえ、まだ全然でした。興味を持ち始めたのはお仕事をするようになってからです。

――お祖母さまがオーディションに応募したそうですが、お祖母さまはそういったことに積極的だったのですか?

 初めての出来事でしたね。初孫だからですかね? あわよくば、みたいなノリだったみたいです(笑)。受かってからは、「やるかやらないか、自分で決めていいよ」と言われました。

“ごっこ遊び”の延長で、家でよく歌っていた

水谷果穂

――歌はいつ頃から興味が出てきましたか?

 小さい頃から“ごっこ遊び”の延長で、家でよく歌っていました。

――“ごっこ遊び”から始まることが多いのですね。最初に手にしたCDなどもアイドルのもの?

 小さい頃だったので、自分で買ったのか、もらったものなのか覚えていないのですが、ミニモニ。さんのCDでした。歌うのが好きだったので、小さい子が通うスクールに少し通っていて、その時に発表会があってミニモニ。さんの曲を歌って踊っていました。

――ついに歌手デビューということですが、女優をやりながら歌手もやってみたいという思いは以前からあったのでしょうか?

 それは考えていなかったです。女優のお仕事でもオーディションで歌の審査があることがあって、練習というか、カラオケに行ってマネージャーさんに聴いてもらっているうちに、だんだん「歌の練習をしてみよう」と思いました。それがきっかけでした。

――女優のオーディションで歌の審査があるのですね。

 そうです。ダンスの審査もあったりします。

――オーディションでは何を歌いましたか?

 一青窈さんの「ハナミズキ」を歌いました。ダンスではE-girlsさんの曲でした。

――デビュー曲の「青い涙」は既にライブでも歌われているとのことですが、この曲との出会いは?

 まだライブをやるということが決まっていない段階で、色んな歌を練習している時期がありました。「青い涙」は、その中の一つでした。特別これで「デビューをします」という曲ではなかったんです。難しくて全然歌えなくて、小声でしか歌えないみたいな(笑)。キーも高かったですし。でも、すごく良い曲なのでしっかり歌えるようになりたくて練習しました。

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