日本語曲をカバーして得たもの
――収録曲「Outta Love feat. MINMI」ではMINMIさんが参加されています。MINMIさんの「シャナナ」は過去にカバーされていますが、今回一緒にやられて感じたことは?
凄く可愛らしい方でした。スタジオで会った時はお互いにカタコトの日本語で会話してましたね(笑)。本当に可愛らしい方で、3人の子供がいるなんて信じられないくらいです。彼女はこの曲に参加したことを凄く喜んでくれたんです。
曲ができたときに「彼女しかいないな」と自然と思って。最初はラッパーを入れようかなと思ったんですけど、曲を聴くとカリブっぽいというか、南国っぽい感じがあったんです。そういえばMINMIさんの「シャナナ」もカバーしたし、あの感じが凄く好きだったので、あれをこの曲に持ってきてほしいということを彼女にお願いしたら快諾してくれて。凄く楽しかったですね。
――とても相性が良さそうです。
日本語の歌詞は彼女が書いてくれたんです。
――<シャナナ>や<MINMI>というフレーズも入っていましたね。あれも面白い。
そのフレーズは私の頭の中でも鳴っていたから、彼女がそれをやったとき私も面白いなと思いました。
――さて、これまでに様々な日本の歌手の曲をカバーされてきましたが、そこで得たものはありますか?
やはり自分がソングライティングをする上で糧になりました。ポップミュージックってシンプルなものにしないといけないだけに、凄く難しいんです。だから「どういうメロディが合うのか」「どういうメロディをみんなは聴きたいのか」というところの勉強になりました。
やっぱり新しいものをみんなに聴いてもらいたいので、難しすぎず、新鮮な音を届けたいという、バランスの取り方が分かったので、とても勉強になりました。
――今回のアルバムはそれまで得てきたことの、一つの集大成という感じでしょうか?
自然とそういう風になります。意識的にも無意識的にも、自分が今まで学んできたことは、新しく作る音楽に反映しますね。