鶴久政治が語る「243と吉崎綾」の魅力「曲に染まるのが上手い」
INTERVIEW

鶴久政治が語る「243と吉崎綾」の魅力「曲に染まるのが上手い」


記者:木村武雄

撮影:

掲載:17年06月27日

読了時間:約6分

ライバルでもあり、先生

243(右)と吉崎綾

 243と吉崎は結成当時、1週間に5回カラオケに行き、自主練習をしていた。良く、スポーツなどの世界では<秀でた者と練習を重ねれば能力は引き上げられる>という言い伝えを聞くが、吉崎もそうしたものがあったのか。

 「それはあると思います。カラオケに練習に行くのはいいんだけど、一人では絶対歌うなと伝えています。誰かがいることによって、頑張ろうとか、可愛い、カッコ良く見せたい、心理が働く。それはステージに上がった時の状態と似ているところがあって、お客さんがいっぱいいるなかで歌ったり、パフォーマンスすることでどんどん磨かれて、伸びていくのと一緒ですね。243は吉崎にとってライバルでもあり、先生でもあるという、そういうバランスが良かったんですよね。吉崎が来たことによって、243も下手なことは出来ないという良い緊張感と、フレンドリーな空気が今回では良い方向に働いているんです」

 2人は女優であり歌手でもある。女優を経験しているからこそ得られる魅力はあるのだろうか。

 どうなんでしょうね…。吉崎は何かになりきってやると、シンガーとしての面白みが出ますね。243は真面目に練習していけば上手いし、上質の歌手の部分が出るんです。2人は全く逆のタイプですね。重ならないんですよね。ただ、歌声はちょっと似ているんですよね。そこの個性ももっと出せればもっと広がるかなという気はしますね。それは僕の課題の一つなんです。

(取材・撮影=木村陽仁)

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