声優から舞台女優まで、elfin’  美声TOP3が目指す更なる高み
INTERVIEW

声優から舞台女優まで、elfin’  美声TOP3が目指す更なる高み


記者:榑林史章

撮影:

掲載:17年06月21日

読了時間:約12分

野沢雅子さんの言葉で自信を付けた

辻美優

――辻さんが、美声女コンテストを受けたきっかけは?

辻美優 私は、マンガとアニメとゲームが大好きで。両親がマンガ好きで、家にたくさんマンガがあって。『ブラックジャック』全巻とか『火の鳥』とか手塚治虫さん作品はもちろん、みいたんが見に行ったミュージカルの原作『王家の紋章』や『キャンディ・キャンディ』なども読みつつ、『週刊少年ジャンプ』も毎週読む、みたいな。それで、マンガやアニメに関わるようなお仕事が良いなと思っていて。

 オスカーでは以前からレッスンをしていて、モデルや演技を少しやっていたのですが、オスカーからこういうコンテストがあると聞いて。もしかしたら声優のお仕事も出来るのではないかと、どうしてもチャレンジしたいとオスカーの方に必死に頼み込んで。オスカーでのこれまでの実績をゼロにして、一からまた始めるということを条件に受けさせていただきました。

――アニメ映画では、俳優が声優を務めることも多いですからね。

辻美優 はい。なので、両方で能力を活かしていけたらと。

 でも、いざコンテストに出るとなったときは、「私のこの声で声優が務まるのかな?」と、正直不安はありました。演技の経験は少しありましたが、声だけで演技が出来るのかな? と。

 それでコンテストの審査の時に、かわいい声を出さなければいけないのに、思わず素の声が出てしまって…。「しまった!」と思ったのですが、その後の質疑応答の時に野沢雅子さんから、「あなたは素の声の方が素敵ですよ」と言って頂いて。それがすごく嬉しくて、自信になりました。その時に道が開けて、声のお仕事で頑張りたい! という気持ちが大きくなりました。

――実際にいろいろなアニメで活躍されていますね。

辻美優 アニメ『鬼平』では女中の役で、その時はわりと素に近い声でやらせて頂いて。実は大ヒット映画『君の名は。』にも出演させて頂いていまして、イジワルな3人組の1人で、桜という女の子の役です。

――花房さんは?

花房里枝 私は海外ドラマとダンスが大好きで。海外ドラマは母の影響で、ダンスは3歳からジャズダンスやタップダンスなどを始めました。3歳の時は、お稽古ごとの一つみたいな感じで、毎週末レッスンに行くこと自体がすごく嬉しかったし、ステージに立つのが楽しくて。それを続けて行くうちに、その楽しい気持ちがどんどん強まって、身体で表現する楽しさに繋がっていきました。その表現の一つという部分で、海外ドラマの吹き替え版で声優さんのお仕事に興味を持って。声でも表現してみたいと思うようになって、それで美声女コンテストを受けました。

――実際に海外ドラマの吹き替えには?

花房里枝 WOWOWで放送された、北欧サスペンスドラマ『凍てつく楽園』に3人で出させて頂きました。

 『凍てつく楽園』には、先にみゆみゆ(辻美優)が出ていて。現場に入ってまず何をするとか、どこに座るとか、決まりごとをみゆみゆからいろいろ教わって。あらかじめ教わっていたおかげで戸惑うこともなく、現場をすごく楽しめたので、また機会があったらやりたいです。

辻美優 あと、ディズニーチャンネルの『ディセンダント』の吹き替えに、3人で出させて頂きました。

――ディズニーは、また嬉しさの感覚がちょっと違いました?

高橋美衣 とても嬉しかったです。

花房里枝 海外ドラマが大好きな上にディズニーですから、なおさらでした。夢のような機会でした。

――でも、ほとんど3人一緒にいるんですね。

花房里枝 「SHOWROOM」や中国の生配信コンテンツサイト「bilibili」で、elfin’としての生配信などレギュラーもありますし、レッスンも毎日あって。

高橋美衣 それぞれの仕事もありますけど、週5以上一緒です!

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