違ったアンジュルムを聴かせる3曲、彼女たちの“ケツイ”とは
INTERVIEW

違ったアンジュルムを聴かせる3曲、彼女たちの“ケツイ”とは


記者:榑林史章

撮影:

掲載:17年06月21日

読了時間:約13分

目指すはフランス。プライベートでも行きたい!

室田瑞希

――もう1曲の「魔女っ子メグちゃん」は、テレビ朝日『musicるTV』企画「愛踊祭」エリア代表決定戦の課題曲。アンジュルムはそのアンバサダーで、パフォーマンスモデルとして歌っていて。

室田瑞希 はい。同企画で前回は「魔法使いサリー」だったのですが、今回は「魔法使い」から「魔女」になったということで、振り付けは“大人かわいさ”を意識しています。℃-uteさんが卒業されて、ハロプロ内ではアンジュルムが一番上の年齢のグループになるし。私も19歳になりましたし、大人メンバーが多いというところでも、大人っぽさを強調していますね。グループ最年少のかっさー(笠原桃奈)がメインで歌っているんですけど、歌い方や表情もすごく大人っぽいのがポイントです。

上國料萌衣 最後の<シャランラ>と歌っているところも、笠原さんで、一番ポイントとなるセクシーな部分を最年少が歌っているというのが、この曲のキーになっているんじゃないでしょうか。

――先ほどアンジュルムが年齢的に一番上の立場になったとありましたが、その部分では責任みたいなものも感じますか?

室田瑞希 ハロプロ内でのグループとしては上ですけど、グループの中では、私は中間の立場なので…。後輩を支えなきゃいけないし、自分自身でも成長して、先輩に追いつかなきゃいけなくて。それは、今自分の中で頑張っている課題です。

上國料萌衣 グループとしては上でも、ハロプロの中で私はすごく後輩のほうです。だから歌もダンスも、先輩方のように積み重ねているものがまだないので、先輩たちの足を引っ張らないように、早く追いつきたい気持ちでいっぱいです。

上國料萌衣(左)と室田瑞希

――そんなアンジュルムは、この夏には『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2017』に出演。ハロプロ内では、℃-uteに続いて2組目とのことで。

上國料萌衣 聞いたときは驚きました。アイドルのファン以外の方にアンジュルムを知っていただけるチャンスなので、爪痕を残せるように頑張りたいです。

室田瑞希 すごく嬉しいです。出ることによって、名前を知ってもらえるだけでも嬉しいです。何より当日が、すごく楽しみです。

――今後の目標は?

室田瑞希 前から言っているのは、海外公演をやりたいということ。アンジュルムという名前自体が、アンジュ(天使)とラルム(涙)というフランス語を組み合わせた造語なので、フランスには絶対に行きたいです。

――フランスで開催している『JAPAN EXPO』には、2010年にモーニング娘。が出ているし、2014年にはBerryz工房と℃-uteが出ていて。

上國料萌衣 だから次は私たちが! と思っていて。最近は、もうプライベートでも良いから、行ってやろうかと言っているくらいです(笑)。

室田瑞希 プライベートで行ったら、単なる海外旅行になってライブは出来ないんですけどね(笑)。でも最近は、海外から来てくださるファンの方が本当に増えていて。イベントでは、「フランスに来て下さい」とか「台湾に来て下さい」とか、たくさん言っていただけるので、今度は私たちからみなさんのところへ、会いに行きたいです。来られない方がたくさんいると思うので、今度は私たちから会いに行って、ライブをやりたいですね。やっぱりアンジュルムは、生でステージを見て欲しいです。

(取材・撮影=榑林史章)

アンジュルム

 ◆アンジュルムとは 和田彩花(22)、中西香菜(20)、竹内朱莉(19)、勝田里奈(19)、室田瑞希(19)、佐々木莉佳子(16)、上國料萌衣(17)、笠原桃奈(13)のアイドルグループ。2009年に前身「スマイレージ」を結成、2010年に「夢見る15歳」でメジャーデビューし、「第52回日本レコード大賞」最優秀新人賞など受賞。メンバーチェンジを経て2014年末に「アンジュルム」に改名。2015年にアンジュルムとしての1stシングル「大器晩成/乙女の逆襲」をリリース。

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