今が青春、妄想キャリブレーション グループでこそ引き立つ個性
INTERVIEW

今が青春、妄想キャリブレーション グループでこそ引き立つ個性


記者:榑林史章

撮影:

掲載:17年06月14日

読了時間:約14分

妄キャリは「今が青春なんだよ」

妄想キャリブレーション

――カップリングの「青春プロローグ」も沢井さんの作詞作曲で、歌詞は沢井さんから妄キャリへ宛てたメッセージになっているそうですが、どんなメッセージが贈られたと思いますか?

桜野羽咲 妄キャリは「今が青春なんだよ」と。私たち自身では、なかなか実感できないことですけど、5年後10年後に思い返した時に、一緒に夢を追いかける仲間がいて、泣いたり笑ったりできている今が、とても大切な思い出になるよ、と。

 沢井さんがソロで活動されているからこそ感じられた、グループでしか過ごすことのできない青春の意味を、改めて教えてもらいました。

胡桃沢まひる 自分たちのことって、意外と自分たちでは分からないもので。第三者から見たら、きっとすごくキラキラと輝いて見えるんだと思います。アニメのタイアップを2曲続けて歌わせてもらって、ライブもやって。自分たちの趣味、私なら英語の勉強で、メンバーもアニメとかピアノとかカメラとか、好きなことがお仕事に繋がっているのは、今私たちがすごく幸せな環境にいるということ。そのことを、この曲を聴いてハッと気づかされました。

雨宮伊織 より今の時期を、大切にしようって思いましたね。

水城夢子 でもこれは、私たちだけじゃなくファンの方やこの曲を聴いてくれる方たちも同じで、一緒の時間を過ごしている今を、いつまでも青春にしてほしいです。

胡桃沢まひる 今、全国47都道府県ツアーをやっていて、ずっとついて来てくれているファンもいますから。そういう旅をしたことも、きっと青春になるのではないかなと思います。

――初回生産限定盤のカップリングには、星野にぁさんとでんぱ組.incのピンキー!(藤咲彩音)さんによるユニット=「ニァピン」の「PINKY☆STAR」を収録していますね。

星野にぁ そもそもは、ピンキー!さんの生誕祭に呼んでいただいた時、「ユニットができたら良いね」と話をもらって。その時にDJをやっていたPandaBoYさんが、ピンキー!さんのソロ曲も作っているので「曲を作ってくれませんか?」とお願いしたら「良いよ!」って、その場でいろいろ決まりました。

 ニァピンとしては4曲目になりますけど、その中でも一番BPM(テンポ)が速い曲で、音源化されるのはこれが初めてです。

――妄キャリの楽曲とは、またちょっと違っていますね。

星野にぁ そうですね。ニァピンでは、“キャピッ”とした感じをキャラクターっぽく出していて。可愛さがある楽曲と切なさのある歌詞が、ギャップがあって良いなと思っています。

――さらに、アニメ盤<期間生産限定盤>のカップリングには、桜野羽咲さんとでんぱ組.incの相沢梨紗さんとのユニット=LAVILITH(ラビリス)による「スバラシキセカイ」を収録していますね。

桜野羽咲 私はユニットを組むのが初めてなのですが、梨紗さんが「羽咲ちゃんとやりたい」と言って下さったらしくて、その話を聞いた時はすごく嬉しかったです。

 梨紗さんは、でんぱ組.incの歌姫というイメージで、私もいずれはソロで歌手活動をしたいと思っているので、梨紗さんの近くで歌に対する想いや考え方を目の当たりにして、たくさん刺激を頂いて勉強させてもらいました。

――ちょっとダークな感じがあって、サビで<WHAT CAN I DO?>と歌ってるところが、耳に残りました。

桜野羽咲 妄キャリでは出せない色を、LAVILITHでは出したいと思って作りました。作詞は、アニソンの作詞でも有名な岩里祐穂さんです。冒頭には<歌いつづけろ>と叫ぶフレーズがあるのですが、最初に読んだ時は震えましたね。岩里さんからのメッセージだと受け取って、大切に歌っていきたいと思います。

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