曲ごとに主人公を演じる気持ちで、JY 多面的に表現した自身の姿
INTERVIEW

曲ごとに主人公を演じる気持ちで、JY 多面的に表現した自身の姿


記者:榑林史章

撮影:

掲載:17年05月14日

読了時間:約11分

ムリはしない。JYは、自由な人です

『Many Faces~多面性~』_初回盤 ジャケ写

――多面性のあるアルバムということで、たとえば「JYはこんな人!」と紹介するとしたら?

 難しいですね。自分がどんな人か、自分でもよく分かってないし。それに、自分で自分はこんな人ですって、決めている人ってあまりいないと思うし。あえて言うなら、「いろんな女で出来ている」とか?

――それは、紙資料に書いてあるやつですね(笑)。つまりアルバムを聴けば分かるよ、と。

 そうです(笑)。あとは、自由な人です!

――たとえば落ち込んだ時、気持ちを変えるためにすることは?

 あえて何もしません。ムリに笑おうともしないし、何かを変えようともしないし。その時の気持ちをそのまま受け入れると言うか。もちろん、どうしても気持ちを切り替えなくちゃいけない時もありますけど、ムリはしません。

――自分の気持ちに正直なんでしょうね。

 そうなんですかね(笑)。あまりこだわっていることもないし、これは絶対にこうでなくちゃダメみたいなものもないし。ムリするのが、いちばん気持ちにも身体にも良くないと思うので。

――そういう自然な魅力がこのアルバムに。

 出ていれば良いですね。

――アルバムリリースに際して、ツアーがありますが。

 楽しみもありますけど、ちゃんと出来るかな? 大丈夫かな? という不安もあって。意外と踊る曲がたくさんあるので、たくさん振りを覚えていないといけないし。でも、このライブでしか見ることの出来ないパフォーマンスをたくさんお見せしますので、楽しみにしていてほしいです。

――歌とMCでは、どちらが緊張しますか?

 え〜どっちだろう? 考えたことがなかったです。でも歌かな? 準備したことがちゃんと出来るかというのがあるので。MCも、考えてはいるんですけど、いざステージ立つと、しゃべらなくちゃいけないことを、いつも忘れちゃうんです。それで、その場でよく分からないことをしゃべったりします。お客さんに「何食べました?」って聞いたり(笑)。

――今、音楽と女優と両方やっていますが、今後バランスはどんな風に?

 両方忙しい感じなので、まだバタバタしていますけど、やっとバランスの取り方が分かってきた感じです。

――撮影の合間にレコーディングが重なった時、自分なりのスイッチの切り替えみたいなものはありますか?

 役にすごく集中している時は、常にその役の気持ちになっているので、急に役とは違うテイストの曲を歌わなければいけないってなると、すごく精神的に辛いです。今までは、そういうことは考えたことがなかったんですけど、今年に入ってから、撮影とレコーディングが重なることが多くて。そこはちゃんと切り替えなきゃって思っているんですけど…。

――2つの役を同時には出来ないですからね。

 とても難しいことですけど、頑張ってやっています。

――今は女優と歌ですが、他に何かやりたいことは?

 舞台もラジオも、すでにいろいろやらせていただいていて。今すでにいっぱいなので、今あることを頑張るだけかなって。

――そんなJYさんの癒やしは?

 猫ちゃんと遊ぶとか、美味しいものを食べたり、寝たりすることかな。猫ちゃんは、スコティッシュホールドとアメリカンショートヘアの2匹で、レオンくんとニニくんです。見てるだけで癒やされます。食べ物は、カレーとシーフード。あとは寝る(笑)!

(取材=榑林史章)

 ◆JY 2014年から女優・知英(ジヨン)として、ドラマや映画などで活躍する傍ら、JYとして2016年3月にシングル「最後のサヨナラ」でCDデビュー。これまでにドラマ『ヒガンバナ〜警視庁捜査七課〜』オープニングテーマ「RADIO」、ドラマ『好きな人がいること』主題歌「好きな人がいること」など4枚のシングルをリリース。現在は、アルバム収録曲「女子モドキ」が、ドラマ『人は見た目が100パーセント』主題歌に起用されて話題。

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