テーマは「別れ」
――今作は「別れ」が一つのテーマになっていると思われますが、振り返ってみて印象に残る「別れ」はありましたか?
阿部周平 数年前までは高校生だったので、学校の友達との別れがありました。高校3年生の頃は学校と両立してやっていたので休みが全く無かったんです。平日は毎日学校でしたし、休日はイベントがあったり、レッスンもありました。本当に休みの無い高校生活でした。
だから高校生活が終わってこっちに集中出来るんですけど、その高校生活があったおかげで休みの無いこの忙しいスケジュールに付いていけたのかなと思いました。忙しくても苦ではないんです。卒業して1年が経つので、高校生活はもう懐かしいなと思います。
――西岡さんは「別れ」はありましたか?
西岡健吾 芸人の丸山礼さんと木曜日のレギュラー番組『PON!』(日本テレビ系)でいつも共演させて頂いてましたが、丸山さんが番組を卒業されました。丸山さんは1つ違いの年齢ですが、毎週空き時間にはおしゃべりをしていて、凄く仲良くなりました。環境が変わって、最初は悲しかったんですけど、新しい出会いもあったし、これからまた楽しみです。
――大城さんは?
大城光 『LOVEラジ』(RadioNEO)というラジオ番組をやらせて頂いている時に、お笑いコンビ、フォーリンラブのハジメさんがいらっしゃったんです。始まった当初から一緒にやっていましたが、僕らの成長した一面を見せるという意味で、「もうメンバーだけでも大丈夫でしょ」と、ハジメさんが卒業されました。
それが僕にとっては大きい別れでもあるし、もっと頑張らなきゃいけない、もっと勉強していかなければいけないという部分が出てきたという事に出会えたきっかけでもあるんです。新しい自分を見つけるための出会いだったのかなと思います。
――ハジメさんはTwitterで気にかけてくれてましたね。
大城光 そうなんです。会えていないですし。だからライブにぜひ来て欲しいという思いと、今度は番組にゲストとして迎えられるように、ハジメさんが安心して来られるようにしていくのが僕達の課題だと思います。ラジオもそうですが“喋る”という事を積極的に今、頑張っています。トーク力をつけたいですね。
――平野さんはいかがですか?
平野泰新 別れというのとはちょっと違うかもしれないのですが、新体操をほぼやらなくなりました。今までは母校に行ってちょっとやったりしたんですけど、今は本当にしなくて、柔軟もやる機会が少なくなってきて身体が固くなってきたりしています。今まで9年間ずっとやってきた新体操を急にやめたので、何か落ち着かないというか…。それでも、ようやく落ち着いてきた感じもありますね。
――永田さんは、別れはありましたか?
永田薫 僕はサッカーですね。12年間続けてきたものがパッと無くなっちゃったんです。サッカーをしていた時は辛い事もあったので無くなって良かったとも思ったんですけど、今思うとサッカーで得たものは多かったので悲しいなと思います。サッカーがあったおかげで今の自分があるのかなと思う事もあるんです。とは言っても、遊びでやるのは良いですね。真剣にやるサッカーとは別れました(笑)。
365日いつ聴いてもOK
――今回の衣装は真っ白ですが?
阿部周平 たまたま“白で大人っぽく”という感じです。メンバーカラーが無いという新しい試みです。そうとは言いましても、メンバーカラーがなくなるというわけではなくて、今回だけです。今回はシンプルに真っ白という感じで。
――本当に全員真っ白で良いですね。是非これでカレーうどんを食べて頂いて(笑)。
阿部周平 何ですかそれ、汚したいんですか(笑)
西岡健吾 やだよ〜。
永田薫 さすがにこの服では食べないよね。
平野泰新 絶対黄色くなるよ。
大城光 じゃあ僕はメンバーカラーが黄色なのでいけますね!
一同 (笑)。
――カップリングの「RUSH」は皆さんにとってどういった楽曲でしょうか?
大城光 僕達らしい楽曲です。MAG!C☆PRINCEといったらという感じの、皆さんが持っていた印象をそのままレベルアップさせて歌にした感じです。本当に「一緒に未来に行こうよ」という事を後押しするのと、僕達が未来に向かって走っている分、より説得力もついてくるのかなと思います。
――MAG!C☆PRINCEの王道路線を“UPDATE”したという感じがありますね。
大城光 僕は癖で歌詞に注目してしまうんですけど、<光の向こうの次の世界♪>という泰新くんが歌うソロのパートがあって、そこが泰新くんにピッタリだなと思うんです。モンスターボックス(跳び箱)で世界記録を穫ったという事もありますし。
泰新くんにしか見えない世界が広がっていたりとか、僕らが経験した世界と、皆さんが経験した世界は違いますけど、「世界は見える景色の数だけあるんだよ」という事を、実際に世界記録を成し遂げた人が歌う事によって、説得力に繋がるのかなと思うんです。泰新くんによるアクロバットという元気さも入っていたり、「UPDATE」とは対照的な部分で僕らの良い面が見えると思います。
――その平野さんが思う「RUSH」のイメージは?
平野泰新 僕はこの「RUSH」という楽曲は凄く好きな曲の一つなんです。僕が世界記録という一つの目標に向かって頑張っていたちょうどその時に僕達が歌ったんです。だから歌詞が凄く自分と重なって、歌詞一つひとつが僕達らしくて。心に素直に入ってきた感じがするし、聴いていて楽しいし、とにかく前向きになれる楽曲なんです。
――では「RUSH」も落ち込んだ時に聴いた方がより刺さる曲ですね。
大城光 楽しくなりたい時、ちょっと落ち込んでしまった時、一歩躓いてどうしようとなっている時などに聴いてもらったら「出来るんじゃないか」と元気が湧いてくる曲だと思いますので、そういう時に聴いて頂きたいです。
平野泰新 でも、単純に良い曲なので365日いつ聴いてもOKです!
――この曲もダンスは難しい?
大城光 難しい部分もありますけど、僕達らしいところが見せられます。
永田薫 お客さんが真似をしやすい振りも入っているんです。
――ライブでは必須となってくるナンバーでしょうか?
永田薫 そうですね。
大城光 「盛り上がる曲と言えば?」という位置に食い込んできましたね。
――ライブといえば6月にはZeppNAGOYA、7月にはついにZeppTokyoでのワンマンライブ『本気☆LIVE Vol.4』を控えてますね。
大城光 ZeppTokyoは名古屋よりも広いという話を聞いて、もっともっと頑張っていかないといけないと思います。全国を巻き込んでいく事は一つの目標だったので、今回のタイミングで東京でワンマンが出来る事を嬉しく思います。
巻き込むのだったら東京の方々にも僕らの良さを存分に知って欲しいので、僕達が東海地方で頑張ってきた事はもちろんですが、僕達が2年間ライブでやってきた事を、初めて来た方にその全部がワンマンライブで伝わればというくらい、全力で挑んで、成し遂げたいなと思います。けっこう前の段階からそう意気込んでいました。
――見所は?
大城光 今回も花道がありますし、やはり近くで見て頂けるという事が僕らのライブの良さでもあるので、初めましての人も「これだけ近くでやってくれるんだ」と思ってもらえたり、僕達の良さが存分に出るライブになるのかなと思っています。「楽しみに待っていて下さい」と「楽しみに待っています」と、100%そう言い切れます!