『おそ松さん』の沼にハマっています
ーーC/Wの「恋するポンパドール」は、ポップなナンバー。
実は、これも『冴えカノ♭』を意識した楽曲です。こちらは、より「君色シグナル」に近いテイストで、歌詞も“学園もの”の設定になっています。
ーー歌詞に<シロノワール>と出てきますが、これはコメダ珈琲のメニューにあるやつ?
そうそう。シロノワールという言葉の響きがかわいいし、現実味が出てすごく良いなと思っていて。
ーーポンパドールは?
ちょっと丸く膨らませた、女の子の前髪のことです。<前髪を上げたら世界が開けた>という歌詞があって。よく少女マンガで、前髪をどけたらめちゃめちゃ美少女だった、みたいなのがあるじゃないですか。ああいう感じで、前髪を上げることで、新しい世界が見えるみたいなイメージです。
ーー女の子は、前髪に対するこだわりがすごいですよね。
前髪一つで、その日1日のテンションが決まりますからね。そういう女の子の気持ちが、すごく表れているタイトルだと思います。
ーーもう1曲の「アイコトバ 」は、切ないナンバー。
別れを歌った曲です。ただ、悲しい別れではなく、君と出逢っていろいろ得たものがあったよという、前向きな別れを歌っています。この曲では、切ない感情を爆発させる感じで歌いました。
この1枚で、出会いと別れの両方を表現したものになりました。きっと聴いてくれる人は、この3曲のどれかには当てはまるんじゃないかなって思います。
ーーちなみに、『冴えカノ』は主人公達がサークルでゲームを作っていくお話で。春奈さんはゲーム好きですが、ゲームのシナリオを考えてみたいとか、作る側に回ってみたい気持ちってあったり?
こういうゲームがあったらな〜とか、想像したことはあります。こういうアニメがあったらとか、自分の頭の中で想像したキャラクターを動かしてみたいという欲求はあります。自分の萌えポイントを持ったキャラクターばかりが、次々と登場するみたいなゲームとか、作れたら良いです。
ーー二次元好きは、今も進行形のようですね。
今は、と言うか、だいぶ前からずっと『おそ松さん』の沼に首まで浸かっていて。中でも「一松」好きなんです。
グッズ集めに命をかけていて、始発でお店に行って6〜7時間並ぶのも普通です(笑)。たまに声をかけてくれる子もいて、同じ作品を好きな人に知ってもらえているのがうれしくて。仲間意識みたいなものが芽生えたりして、コミュニティがどんどん広がっています。
ーー六つ子の中で、どうして一松が?
目が半眼で、いちばん特徴があるキャラクターです。猫が好きで、少し闇を抱えているところが、すごくかわいくて。性格はヒネくれているんだけど、いちばん兄弟想いでやさしい心を持っていて。そのギャップにやられていますね。