SKE48北川愛乃「不安だった」高畑結希「ファンのために」初選抜への思い
INTERVIEW

SKE48北川愛乃「不安だった」高畑結希「ファンのために」初選抜への思い


記者:木村武雄

撮影:

掲載:20年01月19日

読了時間:約10分

OLからSKE48入り、ファンのため選抜――高畑結希

――高畑さんは野球のチアガールをやったきっかけでアイドルに興味を持ったんですよね?

高畑結希 私はもともと人前に出るのが苦手だったんです。それで野球のチアを経験したときに、そこで初めて私のことを好きになってくれるファンの方が出来て。そこで「アイドルっていいな」と思ったのがきっかけで、アイドルになりたいと思いました。

――チアは高校生の時でその後、一般企業に就職。1年ぐらい勤めていたんですよね?

高畑結希 高校3年生の終わり頃、SKE48のオーディションがあるのを知って、進路を考えたときに就職しないといけないけど、一か八かという気持ちでそのオーディションに受けました。オーディションは二次、三次審査があって、大阪と名古屋に行かなくてはならなくて、その頃はすでに働いていたので、仕事が休めなかったら辞退しようと思っていました。でも、たまたま審査が休みと重なって、親にも「行ってきなさい!」と背中を押されて。

――これはイケるかも! と思ったり?

高畑結希 実は二次審査が終わった後に、事務局の方に「写真が撮れなかったからもう1回撮っても良い?」と呼ばれたんですよ。私と同じように呼ばれた子がいて「もしかして受かった子たち?」と思いながら帰って。合格通知がくるまでソワソワしていました。

――加入後、自分よりも先に同期が初選抜されたことをどう思いましたか?

高畑結希 正直すごく悔しかったです。自分なんかが選抜に入りたいと言えるような立場でもないと思っていましたが、前々作の「Stand by you」や前作の「FRUSTRATION」の時はすごく悔しくて。ファンの方が応援してくれていて、握手会も大勢来てくれているのになかなか結果が出せないことが悔しくて。

――選抜入りはファンのためでもあるんですね。

高畑結希 最初は「自分の為に」と思っていましたが、AKB48選抜総選挙に出させていただいたことがきっかけで、順位に入って嬉しいのは自分だけではないということに気づいて。選抜総選挙は第7回から出ていますが、第7回、第8回とランクインしなかったんです。そうしたらファンの方もすごく悲しんでくれて、そういうこともあって団結力は一層深まったと思います。

――自分は一人じゃないと思った瞬間だったんですね。北川さんはそういうのはありますか?

北川愛乃 ファンの皆さんと一緒に夢を追いかけて、アイドルという人生、物語を作っていると思うので、選抜に入るという目標は絶対にあるものです。私一人じゃできないことなので、それが叶った時にファンの皆さんと喜びを分かち合うことが本当に幸せ。ファンの皆さんがいなかったら私はここにはいないと思います。それと、先に選抜に入った同期が、選抜に入ったことで変わった気がするんです。同期なのに凄く先に行ってしまった感じがあって。たぶん選抜入りはそれだけでも意識が変わるし、入ってからの努力が見ていても分かる。やっぱり選抜入りはすごいことだと思います。

――高畑さんもそれは感じますか?

高畑結希 同期の野島樺乃ちゃんが「FRUSTRATION」で初選抜に入ったんですけど「自分に自信がついたのかな」というのが見ているこちらも分かるんです。今まで以上にキラキラしてあか抜けているというか、選抜に入れば自信もつくし、ファンの方もたくさん握手会に来てくれるというのも知っているので、樺乃ちゃんを見て自分もそうなりたいなと思いました。

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