seven oops「90年代の音を目指した」沖縄の日常から生まれた新作を語る
INTERVIEW

seven oops「90年代の音を目指した」沖縄の日常から生まれた新作を語る


記者:小池直也

撮影:

掲載:19年11月17日

読了時間:約9分

全員で曲を作るのは高校時代ぶりだった

――逆に「木漏れ日」はD-51のYUさんが作曲、KEITAさんが作詞をされていますがこれについては?

KEITA 今YUさんは東京に住んでいるんですが、イベントで沖縄に来ることも多いんです。そのタイミングで飲んでいる時に「そろそろアルバム制作するんです」と伝えたら、YUさんが「1曲作詞作曲するから、気に入ったら使ってよ」と言ってくれたんですよ。そこから返事がもらえなかったんですけど、紆余曲折あって送られてきた楽曲がいいメロディだったんです。でも歌詞がついてなくて、それを尋ねたら「歌詞はKEITAよろしく」とのことで(笑)。結局、徹夜で朝6時に書き上げて朝10時からレコーディングしました。

NANAE もともとのYUさんの曲が素敵だったので、良いものになると思ってました。私も録音の時は感情的になって2テイク目から涙が止まらず歌えなくなってしまって、レコーディングは1テイクだけだったんです。

――つまり今回の共作はD-51の両名とコラボする、という意味ではなく偶然に起きたことだったんですね。

MAIKO  YUさんが私たちのために曲を書いてくださるということで、「おー!ありがとうございます!」という感じだったんですけど、それをD-51の相方が共有してたわけではなかったみたいです。その後、私がYASUさんと共作の話になり、結果的にD-51のおふたりが参加してくださることになりました。

NANAE YASUさんの曲が先に届いて、私たちがインスタライブで「YASUさんが曲を書いてくれました!」と発信したんですよ。そうしたら、たまたま見ていたYUさんが「そうなの!?」って反応してて(笑)。

MAIKO 事務所も違うので普通はコラボも難しいんですけど、タイトルどおり日常的に触れ合うなかで生まれた縁ですね。

――「くしゃくしゃのヒーロー」は作詞作曲がseven oopsとなっていました。どの様に制作されたのですか?

MAIKO 私が言い出したんです。このバンドを結成した高校生の時、初めてのオリジナル曲は全員で作ったんですよ。「STAND UP」という曲だったんですけど。

KEITA 高校生っぽい曲だけどね(笑)。

MAIKO 青春ですね。それ以来、みんなで作ったことがありませんでした。だから久しぶりにそういうことをやってみたくて、私から提案したんですよ。サビは私が、AメロはKEITA、BメロはNANAEという感じで作詞作曲してつなげています。

NANAE 高校時代は全体をみんなで作ったのですが、今回はパートで分けたので新しかったですね。先にMAIKOの作ったサビが上がってきたので、それにつなげるAメロをKEITAが考えて、私もそれに続くように作っています。本当にリレーみたいな感じ。

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