I Don’t Like Mondays.「どんな人でも聴きやすいように」音楽で伝える想い
INTERVIEW

I Don’t Like Mondays.「どんな人でも聴きやすいように」音楽で伝える想い


記者:平吉賢治

撮影:

掲載:19年05月26日

読了時間:約14分

万全の状態でレコーディングされた「Zero Gravity」

――YUさんは何が創作の原動力でしょうか?

YU 僕は作ることが好きなんですよ。「一番の幸せってどこにあるんだろう?」と考えたときに、自分が納得できて作ったものを聴いたり見たりしてムフムフすること。そこが幸せですね。例えば自分が納得していないものだったら、他の人がいくら評価してくれても全然幸せじゃないんです。それ以外にはあまり興味がないというか。

――プレイボーイというか、実は真摯に作品と向き合っているのですね。

YU こういうことを女の子の前で言うとモテちゃう、みたいな。

SHUKI うるさい(笑)。

YU 僕はこのメンバーと出会ったからバンドをやっていますけど、アウトプットは何でも良かったりするタイプなんです。絵も描くので、このバンドでは色んなことをやらせて頂いていて、今作「Zero Gravity」のジャケットも写真を撮ってアートもやってと。

――「Zero Gravity」のジャケットも自身で制作したのですね。

YU サウンドが全部レコーディングやり終わったときに作ったんですけど、この懐かしい感じを上手く表現したいなと思っていて。パッと思ったのは、LP盤みたいな感じをイメージされるようなジャケがいいなと。今回は自分的にかなり納得できるボーカルの音が録れたんです。レコーディングの日がたまたま調子良かったというのもあるんですけど。歌詞の内容が、自分が歌詞を書けなかったことをテーマにしたんです。「どうやったらこの気持ちを届けられるんだ」という内容の歌詞なので、マイクの写真を録ったんです。

――コンデンサーマイクの写真が渋く光ってますね。このマイクで録音を?

YU レコーディングはこれじゃないんですけど、MVはこのマイクでやっています。

――MVで観た感じ、今作はもしかしたら一発録りの同時録音なのかなと思いましたが。

YU そう。最初は一発録りでやってもいいかなと思っていたんです。

SHUKI アレンジも一発録りでやれるように、最低限で入れようという考えがあったんです。けっこう映像をイメージして。

――ドラム、ベース、ギター、鍵盤、ボーカルで演奏する編成でしたね。

SHUKI そう。最低限にして。でも結果はクオリティ的に分けてやった方がいいかなと。でも最初は一発録りのつもりでした。

KENJI そのレコーディングの前日にSHUKIと武道館にジョン・メイヤーを観に行ったんです。もうヤバすぎて…。

YU そのバイブスをもってレコーディングに望んだんだよね!

KENJI そうそう。一番良い状態でいけたという。

SHUKI 僕とKENJIでベースとドラムを録るときは「あれを思い出して頑張ろう!」って。

KENJI しかも僕がずっと観たかったベーシストがサポートしていたんです。SHUKIの好きなドラマーも出て。

SHUKI 僕はそのドラマーのInstagramでジョン・メイヤーが武道館でライブすること知りましたもん(笑)。

――「Zero Gravity」は万全の状態でレコーディングされたのですね。

SHUKI 本当にそう。環境も良かったよね。

YU 何故か俺も調子良かったし。

――すると自信作?

YU けっこう自信作ですね! 

――アルバムも制作中とのことですが、どのような作品になりそうですか?

YU 「Do Ya?」と「Zero Gravity」が同じアルバムに入るというね。そこを辻褄が合うようにしているつもりです。

SHUKI 僕らの色んな側面が一枚で聴けるという感じになると思います。

――今作や、次のアルバムでI Don't Like Mondays.を知るという方もいると思うんです。アイドラの入り口としても適している?

YU 適していると思います。そこからまた掘っていっても楽しめます!

――全国ツアー『I Don’t Like Mondays. LIVE TOUR 2019-2020』(タイトル仮)も控えていますね。

YU フルアルバムを作ったあとのツアーというのも3年ぶりなんですよ。セットリストでも大きな変化があるのは初めてかもしれません。僕らはライブに自信があるので是非観に来て欲しいです!

(おわり)

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