八代亜紀から学んだこと
――そんな下積み時代に八代亜紀さんとの出会いもあったそうですが。
事務所の先輩が八代さんだったんです。今は八代さんと、工藤慎太郎さんと私の3人が所属しています。デビューする前は八代さんのコンサートにたくさん出させて頂いて、経験を積ませて頂きました。今でも八代さんとごはんを食べたり、買い物に行ったり、映画を観に連れて行ってもらったりします。チャンスやタイミング、そういったことも大切ですけど、まず「自分がどういう人であるか」ということの大事さについて、いつも教えてもらっています。
はじめて事務所に面接で行った時、フロアに八代さんがいたんです(笑)。私も八代さんの事務所とは聞いていましたが、行って会えるとは思ってなかったので。「え! 八代さんがいる!」と思いながら「こんにちは」と挨拶してから「Be Myself」のデモを聴いてもらったのは忘れられないですね。
それから「夢を叶えるということは大変なことだけど、それ以上に素晴らしいことがたくさんあるから頑張ってね」と言ってくれて。初めてお会いしたのに、泣きそうになっちゃいました。嬉しいですけど、嬉しいでは表現できない深さとぬくもりを感じたんです。八代さんは心から尊敬する大きな存在ですね。そんな出会いからもう8年くらいになります。
――最後に今後の活動を含めてメッセージをお願いします。
この作品は自分の人生を含め、人それぞれの人生を音楽で映しだせたらと思って作りました。移籍第一弾ということで、全曲作詞もさせて頂いています。私の今までが詰まった渾身の一枚になったので、ライブでは心を込めて生の歌を少しでも多くの方に届けたいですね。5月のワンマンライブではバンド編成でパフォーマンスする予定です。
全国の星がきれいな場所にももっと行ってみたいですね。プラネタリウムでのライブも続けていきたいなと思っています。
(おわり)
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