妄想キャリブレーション「やりたいことは全部やった」それぞれの未来へ

理由は「不仲だから」と言おうと思っていた

妄想キャリブレーション

――初回盤のDVDにも収録している47都道府県ツアーの47本目、SHIBUYA O-EASTでは、夢子さんがDJをやっていましたね。

水城夢子　DJドリチャイですね。やってました（笑）。

――伊織さんのダンボールアートも。

雨宮伊織　「ハチハム」です。あれだけ凝縮されたライブで、あそこを記憶していらっしゃるとは！

桜野羽咲　でもあれ、ゴミと間違えられて捨てられちゃったんだよね（笑）。

胡桃沢まひる　DVDには、さすがにハチハムまでは入っていないですけど、「まじでもういや」の小芝居は入るみたいです。

水城夢子　あれは茶番でした（笑）。

雨宮伊織　でも、次は何を作ろうかな〜。お台場と言えば観覧車？

桜野羽咲　Zepp DiverCity（Tokyo）だから、ガンダム立像じゃない？

雨宮伊織　めっちゃムズいじゃん（笑）！

胡桃沢まひる　2月23日のライブは本当に最後なので、ぜひたくさんの方に足を運んでいただけたらうれしいですね。

雨宮伊織　でもファンの人って、いつまでファンでいてくれるんでしょうね。会えなくなると分かっても、ずっとファンでいてくれるのかな〜？

――そこを聞きますか！

水城夢子　色褪せていく思い出もあるけど、色褪せない思い出もある。伊織が作った曲はなくならないよ！

雨宮伊織　あ〜、はいはい。

星野にぁ　冷たっ！

水城夢子　だからさ…。

雨宮伊織　もういいから！

――実は仲が悪かったみたいな（笑）？

水城夢子　そうなんです。もう耐えられなかったんですよ。

雨宮伊織　もう二度と会いたくなくて。

星野にぁ　ライブが終わった瞬間、LINEブロックでしょ？

桜野羽咲　今日理由を聞かれたら、「不仲だから」って言おうと思っていたんだよね（笑）。

胡桃沢まひる　でも、なかなか聞いてくれないから〜（笑）。

――前のアルバムでやりたいことをやって、念願の47都道府県ツアーもやって、きっとやり切ったんだろうなと思っていたので。

星野にぁ　その通りです。

桜野羽咲　妄キャリとしてやりたいことは全部やったし、悔いは残っていないです。

胡桃沢まひる　その上で、次は個々のやりたいことをやっていこうってことですから。

――では最後に妄想キャリブレーションとしての活動終了後の、それぞれの展望についてお聞かせください。

胡桃沢まひる　私は自分の声がコンプレックスで、それを逆に武器とすることができたのが、妄想キャリブレーションの活動でした。ここで培ったものを活かして、声優という新たな場所で戦っていこうと思っています。メンタルケアの資格も取得したので、悩めるアイドルをサポートする活動もできたらいいなと思っています。

――アニメ関連の現場でまたお会いするかもですね。

胡桃沢まひる　そうなったらうれしいです。アイドルとしての活動は終了しますけど、声優としてはこれから一歩ずつなので、また取材していただけるように頑張ります！

雨宮伊織　私はこの仕事を通して衣裳を作ったり音楽を作ることに携わって、モノを作ることの楽しさを感じたので、何か作る仕事をしたいと思っています。本を書きたいです。

雨宮伊織　あと、ファッション系のクリエイティブですかね。ラストツアーの衣裳とアクセサリーを作らせていただいたので、それを次に繋げられたらいいなと思っています。

星野にぁ　私は、ずっと撮られる側を経験してきたからこそ、撮れる写真があるんじゃないかなと思って、プロカメラマンになりたいと思っています。写真の専門学校に通って、いずれはみんなのことを撮ってあげたいです。

雨宮伊織　今までもメンバーを撮ってくれることがあって。女の子だから、女の子が撮ってほしい角度とかをよくわかっているし。すごく向いているなって思う。

水城夢子　伊織の生誕祭で販売した写真集もにぁが撮っていて、すごく可愛かったよね。

――じゃあ写真家ネームは“にぁ山紀信”ということで。

星野にぁ　その名前はちょっと（笑）。

水城夢子　私は、好きなことで生きていく。これが私の今のコンセプトです（笑）。

星野にぁ　ユーチューバーが言いそう（笑）。

水城夢子　DJも続けていきたいし、演技ももっとやってみたいし、歌も好きだし。まだやったことがないこともたくさんあるので、やりたいことに挑戦しながら、幸せに過ごしたいです。

桜野羽咲　私は、妄キャリに入る前からの夢が歌手になることで、それは変わらないので、妄キャリで経験して勉強したことを信じて、これからも夢に向かって頑張っていきたいと思います。それぞれ自分の夢を追いかけて頑張っていくので、これからも見守って応援していただけたら嬉しいです。

（おわり）