奥華子「全てが繋がりを持って生まれたこと」フルマラソン挑戦から得たもの
INTERVIEW

奥華子「全てが繋がりを持って生まれたこと」フルマラソン挑戦から得たもの


記者:長澤智典

撮影:

掲載:18年12月17日

読了時間:約10分

クリスマスソングの定番曲になって欲しい

奥華子(撮影=村上順一)

――奥さんは、来年の夏にはデビュー15年目へ突入しますね。

 あっ、そうですね! 言われるまで、まったく気にしていなかったです(笑)。じゃあ、何をやるか考えないといけないですね(笑)。

 そういうことは気にしてないんです。私は、目の前のことしか見えないので。1週間後どころか、「明後日いつにどこそこで何々の仕事の確認だけど」と言われて「えっ、明後日って何でしたっけ?」ということもあるくらいですから(笑)。

――じゃあ、今年リリースが少なかったことに対して焦る気持ちは?

 なかったです(笑)。

――今年、ご自身の楽曲リリースは少なかったとはいえ、いろんな方々に楽曲提供をし続けていましたよね。

 そうですね。「草加市60周年記念アニメ」の主題歌「心が帰る場所」の制作もありました。楽曲提供を求める方々が、奥華子らしさを求めて声をかけてくださることも嬉しいです。楽曲を提供するときは、その人の視点で曲を書くことを心がけていて、いくら奥華子らしさをと求められるとはいえ、作家的な視点で楽曲を作れるのもすごく楽しいなと感じています。

――草加市の曲を書くって、すごい体験ですよね。

 そのために、草加市をめぐるロケハンもしました。そこも楽しんでやっていました。結果的に、奥華子としての2018年のリリースは「願い」と「クリスマスの夜」のみですけど、だからと言って不安になるではなく、いろんなことをやってきて、あっと言う間に一年が終わろうとしている感じです。と言っても、今年一番大きく記憶に残っているのがフルマラソンへの挑戦ですけどね(笑)。

――来年もマラソンへの挑戦は?

 もう無理です。身体がしんどいからではなく、日々にかかるストレスがしんどいんですよ。「今日、雨で走れなかった」とか、「曲を作らなきゃいけないけど、走るのをさぼってもいけない」など、そのプレッシャーはけっこう重いですからね。

 それより、来年は奥華子としての楽曲制作に力を入れようと思っています。ファンの方々からも「マラソンへの挑戦も応援はしますけど、いつコンサートをやってくれるんですか?」という声も聞こえてくるので。来年はアルバムを手にコンサートツアーが出来たらなとも思っています。

――改めてご自身にとってどんな楽曲に仕上がったのでしょうか?

 意外にと言いますか、ファンの方々から「奥華子さんらしくて、すごくいい歌です」「何度も聞きたくなります」という反応を頂けているのが嬉しいですね。クリスマスソングって、25日まで限定という雰囲気があるじゃないですか。「その期間中、街に『クリスマスの夜』が流れていたらなぁ」「クリスマスの雰囲気を感じて頂けたらなぁ」という気持ちを持っています。

 何より、クリスマスシーズンになる度、この曲を聞きたくなったり、毎年流れてきたりと、クリスマスソングの定番曲になったらいいなと願っています。

――「ガーネット」のような定番曲になると良いですね。

 よく「学校の合唱祭で歌いました」「この歌を聞くと青春時代を思い出します」「小さい頃にアニメを観て、この歌も好きになって以来、ファンです」など、「ガーネット」を通して奥華子のことを知り、そこが私との出会いになっている方が今でも多いです。もう切っても切れない楽曲です。もちろん私としては、もっともっと代表曲と言える歌、時代に残るスタンダードと呼ばれる楽曲を作っていきたい気持ちを持って、今も楽曲作りをしています。

 まずは、今年のクリスマスの日も迫っているので、ぜひこの時期に。特にクリスマスの夜には「クリスマスの夜」を聞いて頂けたら嬉しいです。

(おわり)

奥華子総合配信先リンク一覧
https://lnk.to/okuhanako

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