3人組美声女ユニットのelfin’が21日に、2ndシングル「Luna†Requiem~月虹の宴~」をリリースした。2014年に開催された『全日本美声女コンテスト』のグランプリ受賞の辻美優と、準グランプリ受賞の花房里枝と高橋美衣で2015年に結成。同年にシングル「Colorful Fantasy」でCDデビューした。アーティストだけでなく、テレビや舞台、ラジオ、SHOWROOMの配信、声優活動などマルチに活躍する注目の3人組ユニット。「Luna†Requiem~月虹の宴~」は、人気ゲーム『ヴァンパイア†ブラッド』イメージソングで、高橋は「新しい道を開拓するつもりで歌った」と、デビュー時とは違ったイメージにチャレンジしたと言う。この曲についてレコーディングの話や、3人がコンテストを受けたきっかけなどを聞いた。
ドラゴンボールクイズにドキドキ
――そもそも、みなさんは2014年に開催された『全日本美声女コンテスト』で選ばれた、グランプリと準グランプリの3人で結成されたそうですね。
辻美優 はい。なので、声を使ったお仕事を中心に活動させていただいています。アーティスト、声優、他にも女優やタレントなどマルチに活動しています。
花房里枝 コンテストのときは、いろいろな審査があったのですが、最初は私たちの容姿を見ずに声だけを審査していただくというものもありました。その後にウォーキングや歌唱、台本を読むなどの審査があって。
――いちばんドキドキしたのは、声の審査ですか?
高橋美衣 声の審査が最初だったので、やはり緊張しましたね。
私は、特技に「ドラゴンボールクイズなら何でも答えられます!」を挙げていて(笑)。審査員の野沢雅子さんが、質疑応答の時に「ドラゴンボールクイズ」を出題してくださいました。特技と豪語していただけに、答えられなかったらどうしよう? と本当にドキドキしました。
――どういうクイズだったのですか?
高橋美衣 「ヤムチャが初登場の時に乗っていた乗り物は何?」という問題でした。四択問題だったので、答えられて本当に良かったです。
花房里枝 で、答えは?
高橋美衣 ジェットモモンガ(笑)。
辻美優 きっと野沢さんが優しいから、四択にしてくれたんだよ(笑)。本当に優しい大先輩です。
――美声女コンテストを受けたのは、みなさん声優になりたくて?
高橋美衣 私は、3歳のときに『美少女戦士セーラームーン』のミュージカルを見たことがきっかけで、最初にミュージカルに興味を持ちました。その後、『ドラゴンボール』や『未来少年コナン』『ガンバの冒険』などのアニメを母が見せてくれて、それでアニメも大好きになって。オーディション雑誌を読んでいたときに、それらの作品の声優を務めている野沢雅子さんが審査員のコンテストがあることを知って。それで、合格すれば歌も歌えるし、声優もできるし、自分の好きなことが全部やれる! と思って受けました。
――野沢さんに会いたかったからでは?
高橋美衣 正直それもありましたけど(笑)。
――でも『ガンバの冒険』は1975年のアニメで、高橋さんが生まれるずっと前の作品ですよね。
高橋美衣 たぶん母が子どもの頃に見ていて、好きだったのだと思いますが、「昔のアニメが良いよ」と見せてくれて私も好きになって。それで、ミュージカルも3歳のときに連れて行ってくれて、その時から大好きです。
辻美優 みいたん(高橋美衣)は、それからミュージカルに出たくて、いろいろ習い事などをやって頑張っていて。歌も小さい頃から習っていたから、elfin’の中でも一番歌が上手くて、歌のリーダーです。
――ミュージカルと言ったら、最近は新妻聖子さんが有名ですよね。
高橋美衣 はい!!! 新妻さんは大好きです。先日も帝国劇場で、ミュージカル『王家の紋章』を観てきました。その日は、声優の宮野真守さんも出ていらして。新妻さんと宮野さんが見られて、ダブルで嬉しい1日でした(笑)。
今後は、声優はもちろん、舞台のお仕事もやりたいですし。もちろんelfin’としても頑張って行きたいです。